今さら聞けない!低用量ピルと中用量ピルの3つの違い

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ピルは主に経口避妊薬として使用されますが、一口にピルと言ってもその種類は様々です。

用途に合わせて選ぶ必要があるので、まずはその違いを把握しておきましょう。

今回は低用量ピルと中用量ピルの違いについてまとめました。

低用量ピルと中用量ピルの違い3つ

ざっくりと低用量ピル、中用量ピルの違いについて説明していきますね。

含まれるホルモン量が違う

ピルの中には卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。

「低用量」「中用量」という言葉からなんとなく察しがつくように、薬に含まれる女性ホルモンの量が違います。

低用量ピルは0.05mg以下、中容量は0.05mg、さらに0.05mgを超える場合は高用量ピルと分類されます。

そのほか、低用量ピルよりもさらに低用量になるよう改良された『超低用量ピル』というものもあります。

用途が違う

低用量ピル

低用量ピルは主に避妊、生理痛や月経前症候群(PMS)の軽減、他にも生理周期を整えたり、経血の量を減らすなどの効果があります。

種類によっては、肌がきれいになったり胸が大きくなったりすることも。

21錠の薬を毎日1錠ずつ、決められた時間に規則正しく飲まなければなりません。

服用の日や時間がずれると効果が薄れることがあるので注意が必要です。

中用量ピル

低用量ピルで効果が実感できない場合には中用量ピルが処方されます。

そのほか、中用量ピルは緊急避妊薬(アフターピル)としても使われます。

強制的に子宮内膜をはがす作用で受精卵の着床を防ぐ働きがあり、性交後24時間以内に飲めば95%、72時間以内に飲んでも75%の確率で避妊が可能だそうです。

また、中用量ピルは生理日をずらすなどの目的で使われることもあります。

服用の日程を調整することで生理日を早めたり遅らせたりすることが可能です。

副作用の強さが違う

代表的なピルの副作用には、以下のようなものがあります。

・吐き気
・頭痛
・不正出血
・乳房の痛み

これらはピルを飲み始めた初期に現れる症状で、飲み続けることで次第に体が慣れ、症状が軽くなってくるものです。

副作用の強さは低用量ピルよりも中用量ピルの方が強いと言われており、最近では低用量ピルよりもさらに副作用が軽減されるように改良された超低用量ピルも人気です。

血栓症に注意!

ピルの副作用には、血液を固まりやすくさせるというものもあります。

そのため、わずかではありますが血栓症のリスクが懸念されています。

喫煙者は血栓症のリスクが上がる!

タバコとピルの作用は、非常に相性が悪く、一日にタバコを15本以上吸う方がピルを服用すると、血栓症になるリスクが150倍に膨れ上がると言われています。

なぜそんなことが起こるのでしょう。

タバコには血管を収縮させる作用、ピルには血液を固まらせる作用があります。

この二つの作用が重なり、細くなった血管に固まった血が詰まる=血栓症が引き起こされるというわけです。

ちなみに、35歳以上でタバコを一日に15本以上吸う方は血栓症のリスクがとても高いため、ピルの処方はできないそうです。

数字はあくまで目安ですし、タバコをやめれば処方してもらえるそうですが……

くれぐれも自己判断で勝手に服用するのはやめましょう。

タバコとピルの危険な副作用ついてはこちらの記事で詳しく書いています!
『最悪死に至る!ピルとタバコの併用で起こる危険すぎる副作用』

まとめ

ピルにはたくさんの種類がありますが、それぞれ成分が違うため、用途や目的に合わせて変える必要があります。

いずれにしても、服用の際には医師への相談が必要になります。

面倒でも必ず病院に行き、医師の指導を受けた上で使用するようにしてください。

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